作業療法の目的 社会生活適応能力

作業療法の目的は、身体機能と精神機能の維持や改善を図る基本能力、トイレに行く、入浴するなど日常の動作を遂行する能力である応用能力の維持、改善、そして、次に社会生活適応能力を維持、改善することです。

障害を持ったり、困難なことがある人々は、とかく健常者の生活とは区別された生活を送ることを余儀なくされる場合が歴史的にも多くありました。
精神病を患う患者を精神病棟の中のみで生活するようにしたり、ハンセン病を患う人々を隔離したりしたことは誰でも知っていることです。

しかし、近代では健常者と障害者が共に生きていく社会を提唱したノーマライゼーション(Normalization)という考え方が一般にも広まり、バリアフリーやユニバーサルデザインなど様々な物理的な機能がこの社会理念を支えています。

作業療法における、社会生活適応能力とは地域活動への参加や、就労就学の準備のことを指します。
ここでも、健常者と障害者が共に生きていく社会という基本理念が示されています。
作業療法士は、その理念の実現に向かって具体的に障害者への援助を行います。
これも様々な作業を通じてリハビリテーションを行い進めていきます。

社会に復帰する上で重要なことの一つは外出です。
外出が自立して行えない場合は、自立した社会生活が困難になります。
したがって、作業療法士は外出に同行して、サポートするといったこともします。

また、入院から通院に代わる患者のために、自宅生活が円滑に行われる様に、指導をします。
自宅に生活拠点が変わることで、車いすや杖など様々な福祉用具を自分で使いこなす必要も出てきます。
そのような場合には、作業療法士は福祉用具の使い方などを、個人に合わせて計画立てて訓練、指導を行います。

このように作業療法士は、患者の社会復帰、参加が円滑に行えるように広い範囲にわたって指導、訓練を行います。

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